漫画のアイデア 川島さんから依頼された漫画のアイデアが出来上がった。僕はそれを持って、再び礼子の会社を訪れた。 「どう?調子は」と川島さんが訊いた。 「ええ、なんとかがんばっています」 僕は漫画のアイデアを説明した。ストーリーの中に出てくる青年の恋人は夕美をモデルにした。夕美がこれを見たら何て言うだろう。 「うん、いいんじゃないかしら」川島さんは僕の漫画のあらすじを読み終えると、そう言った。川島さんがそう言うのなら、それは悪くないということだ。僕は川島さんを信頼している。 そのあと、川島さんは二、三の改善すべき点を指摘してから、「それじゃ、この感じで進めていって」と言った。 このページのコンテンツを表示するにはJavaScriptを有効にする必要があります。 Tweet