何か言うことは…… 僕たちは近くのレストランで朝食をとることにした。 「ねぇ、何か言うことはないの?さっきからずっと黙ってるけど」と夕美が訊いた。僕はもう何をしゃべる気力も失っていた。 「今日、私、別のところに泊まるから」と彼女が苛立たしげに言った。「それと、帰りの新幹線の切符、明日に変更してもらいなさいよ、ね」 僕はあと二泊する予定だった。しばらくして僕は言った。「わかった。適当なところで降ろしてくれ」 このページのコンテンツを表示するにはJavaScriptを有効にする必要があります。 Tweet